飛行機好きのオハイオ一人旅(その2)

博物館の奥から出入り口に戻りながら見て行ってます。ミサイルと宇宙探査のコーナーの手前が東西冷戦期とそれ以降の機体です。自分が子供~学生の頃の飛行機でなじみ深いものが多かったです。

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この特徴的な形の飛行機はFairchild Republic A-10 Thunderbolt II (対地攻撃機)。子供の頃、プラモデルで作った記憶がありますが、驚いたことにまだ現役だそうです。

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日本の空自をはじめ8カ国でまだ飛んでいる McDonnell Douglas F-4 Phantom II の機種部分が展示してあり操縦席に乗れます。注意書きがあって暗に「デブは乗るな」と書いてあるようですが、自分は許されると思います。

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これもなかなか出来ない体験です。素人目には計器が多すぎて戦うどころではなさそうですが、これでやってるんですね。中は随分狭かったです。

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これは空自F-2支援戦闘機の原型となった General Dynamics (Lockheed Martin) F-16A。福岡空港で時々見る F-2 にとてもよく似ています。これも操縦席に座れます。

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F-4 よりも現代的な感じで、まるでガンダムにでも乗っているようでした。

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このSF映画に出て来そうな飛行機はステルス攻撃機 Lockheed Martin F-117 Nighthawk。Udvar-Hazy Center (スミソニアンの別館)で見たステルス偵察機 SR-71 Blackbird も隣にありました。この黒さと形は独特です。

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これはMark 41 (B41)、後ろのパネルからも分かる通り、水素爆弾です。1960-70年代の兵器で、既に解体・退役しているそうですが、実に500発も生産されたそうです。使われることはなかたものの、こんなに作るとは残酷な。

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そのMark 41が搭載可能な大型爆撃機 Boeing B-52 Stratofortress、実物を見たのは初めてですが、かなり大きいもので、これもまだ現役です。

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これもB-52と同様、ベトナム戦争に投入された「罪深い」飛行機、Faiechild C-123。あの枯葉剤の散布を行った機です。作戦の説明を見ても「正当化するのみ」。ダイオキシンによって出産異常が激増し、後世に禍根を残したのだから、ある意味化学兵器ですが。

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朝鮮戦争期の展示では、B-29の機種部分がありました。ほー、乗れるのか。乗り込んでみると、操縦席はアクリルの壁越しに見るだけでしたが、結構狭かったです。

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時代を遡っていますから、飛行機は古くなっていきます。朝鮮戦争の頃のジェット戦闘機は単発が主流だったのかと思わせる1枚、右は旧ソ連製のMiG 15です。

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第二次大戦期に入ってきました。最初に目に入ったのはやはりこれ。 "Zero Fighter"こと三菱零式艦上戦闘機、太平洋戦争におけるアメリカの最大の敵と評されていました。日本でも見ることができますが、ここのゼロ戦はかなり綺麗に保存されていました。

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その他色々、Udvar-Hazy Center でも見たものが並んでいましたが、自分が探していたのはこれです。B-29 Superfortress、しかも長崎に原子爆弾を投下した "Bockscar"、これも罪深い飛行機です。

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右の翼の下には投下したプルトニウム型爆弾 "Fat Man" の実物大模型がありました。これを本当に "fat" な体格の人がじーっと見ていました。並んだ写真を撮ってやれば良かった。

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ここの記載もそうでしたが、彼らにこの非人道的兵器に対する罪悪感は心底ないようです。正直彼らと理解し合うのは不可能と感じました。

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大戦末期、"Kamikaze" 特攻に手を焼き、多大な損害を被った米軍は日本全国の軍事施設への爆撃を繰り返し(モニタの映像は大都市無差別爆撃そのもの)、最後に原子爆弾による軍事都市への攻撃で幕を閉じたという。一般人はこの程度の認識でOKってか?浅はか過ぎるぜ。罰として "Bockscar" には浣腸をしておく。

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航空機時代の幕開けから第一次大戦までの展示もあり、更にバスで移動する別館には歴代の大統領専用機(エアフォース・ワン)が置いてあるそうですが、ここで時間切れ。3時間かかりました。

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ピッツバーグへ戻る途中、コロンバスの「天助マーケット」に寄って家族にお土産(どら焼きとお刺身)を買って帰りました。最後が予想通り胸くそ悪かったですが、飛行機好きにとって大変充実した旅でした。

この記事へのコメント

room708
2012年06月20日 21:41
もうほんとに帰国までカウントダウンですねー!
あと少し、楽しんでくださいね~!!
帰ってきたらきっとちょっとした浦島太郎状態だと思います(笑)
2012年06月22日 05:48
room708さん、車で行けそうな場所には大抵行きましたね。アメリカの大自然を楽しんだかというと「?」ですが。充実した2年間だったと思います。帰ったら本当に浦島太郎でしょうね。でも玉手箱は要らない、あっても開けない。
http://www.fetang.com/
2013年08月03日 07:01
突然訪問します失礼しました。あなたのブログはとてもすばらしいです、本当に感心しました!
2013年08月19日 09:06
http://...さん,コメント有り難うございます.後輩達に向けて留学の素晴らしさを伝えたくて,といっても半分自分の楽しみで書いてきました.色んな方の参考になれば幸いです.

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